空き家情報コラム

COLUMN
2018.10.31 / 空き家問題

空き家を所有している人なら知っておきたい!空き家ポータルって??

近年、誰にも管理されずに放置された空き家が大きな社会問題としてテレビや新聞でも多く取りあげられていますが、その数は増加の一途をたどっている状態です。しかし、そんな空き家問題解決の後押しをする「空き家ポータル」という情報ツールが2016年に開始されたことをご存知でしょうか?

空き家活用ポータルとは?


空き家活用ポータルとは、日本最大級の空き家・空地データベースを保有するサービスです。実態が把握しにくく社会問題となっている空き家に関して、「シュフティ」に登録している全国27万人のワーカーがスマートフォンの専用アプリなどを使用して、対象エリアの空き家情報を収集して構築されています。
空き家の有効活用をしたくても、不動産業者やリフォーム会社などの業者は、空き家の情報を収集する方法がないのが空き家問題がなかなか解決しない原因の一つでもあります。
増加する空き家は、社会問題である一方で、新しいビジネスチャンスでもあります。なぜなら、空き家を仲介する不動産業者はもちろん、リフォームや清掃、警備や保険、民泊などさまざまな業種で新しいビジネスの機会が生まれるからです。

どんな人に向けた情報?

空き家ポータルは不動産業者をはじめ、リフォーム会社や解体工事会社、セキュリティ会社、管理会社、火災保険会社、税理士や弁護士、不動産鑑定士、土地家屋調査士などをターゲットとしています。
無料会員サービスと月額2万円の有料会員サービスがあり、無料会員サービスでは、都道府県などのおおまかな住所情報や敷地面積、築年数、賃貸か分譲かなどの条件で空き家を検索することができます。
一方の有料サービスでは、物件名などの詳細や外観の写真などと、より具体的な空き家の情報を得ることができ、1件100円からその情報を購入することができます。さらに、新しい空き家の情報がメールで届いたり、物件所有者へのDM配信を任せることができるオプションも追加されるようです。

基本データベースではなにを知ることができる?

基本データベースでは、物件の登録日や物件のタイプ、全体写真や築年数、敷地面積、建物の状態や特徴、都道府県市区町村(番地や建物名は除く)などの情報を取り扱っています。また、詳細のデータベースには住所や建物名などの詳細な情報や、エントランスの写真なども含まれます。

自己所有の空き家を「空き家ポータル」に登録できる?

約7,000件の空き家の登録がある中で、所有者登録物件は約10件と少なく、空き家所有者が自ら登録をするケースはかなり少ないようです。しかし、こういったサイトにまず登録して所有物件を公開することでマッチングすることも、空き家を有効活用するための方法の一つです。

空き家バンクとは?


空き家の所有者と、空き家を活用したい人をマッチングする情報ツールは、他にも「空き家バンク」というものがあります。
空き家バンクとは、主に市町村などの自治体が行っていて、空き家所有者と空き家を活用したい人とのマッチングを行うことを目的として運営されているものです。空き家の所有者と空き家を買いたい・借りたい人が直接交渉する場合もあれば、不動産業者や宅建士の資格保有者が仲介するケースもあります。
空き家バンクには全国版のものもあり、公募で選定された「株式会社LIFULL」と「アットホーム株式会社」の2業者によって運営されています。全国版には各自治体の空き家バンクかた所有者の同意を得た物件情報が記載されていて、全国の空き家物件をワンストップで検索することができるのです。全国版・空き家バンクを見て興味を持った人は、全国版のサイトから各自治体の窓口にメールや電話などで問い合わせをすることができ、問い合わせをした後の現地案内や契約の手続きは、自治体や物件を取り扱う業者などと直接やり取りを行うことになります。

全国版・空き家バンクの掲載情報

全国版の空き家バンクに掲載されている空き家は、賃貸用や売買用、別荘などに利用されていない住宅で、民間不動産ポータルサイトにも掲載されていない物件を対象としています、「株式会社LIFULL」と「アットホーム株式会社」のそれぞれに掲載されている物件の種類は、以下の通りです。
■株式会社LIFULL
売買物件の中古戸建
土地と賃貸物件の中古戸建・土地

■アットホーム株式会社
売買物件の中古戸建・土地・マンション
事業用と賃貸物件の居住用物件・土地・

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