空き家情報コラム
COLUMN少子高齢化や核家族の増加などで、今後ますます増えていくと
されている空き家。
今は誰も住んでいない実家を相続して、どうしたらいいのか
お困りの方も多いのではないでしょうか??
賃貸物件として貸そうと思っても、長期間メンテナンスせずに放置していた
空き家では、借り手を見つけるのは非常に困難です。
それは、売りに出す場合でも同じです。
では、古い空き家をリフォームしてはいかがでしょうか??
「リフォーム」とは、古くなった設備などを改修して新しくすることで、
原状回復に近い意味を持ちます。
一方で「リノベーション」とは、古い建物を工事して新しい機能を追加したり、
デザイン性を高めることなどのことです。
空き家をリフォームすることによって様々なメリットがありますが、
同時に考慮すべきデメリットもあります。
<メリット>
建物の資産価値がアップ
家は、誰も人が住んでいない状態が長く続くとどんどん劣化してしまいます。
住んでいる人がいなければ当然窓は閉めっぱなしになるので
室内は湿気でこもり、壁や畳などに大量のカビが発生してしまいます。
また、木造の住宅だと内部の木材までもが傷みやすくなってしまうのです。
このように劣化してしまった住宅は、借り手や買い手がなかなか見つからない
というのが現状です。
古い家屋をリフォームして生まれ変わらせるということは、建物の資産価値を
増加させるのに非常に有効なのです。
倒壊・犯罪リスクを軽減
空き家をそのまま放置していると、倒壊してしまう危険性や
外壁や屋根瓦が剥がれて飛散したり、放火などの犯罪に巻き込まれる
リスクが高くなります。
リフォームすることで、それらのリスクを軽減することができるのです。
<デメリット>
空き家をリフォームする際の一番のデメリットは、費用がかかる
という点です。
築年数が古い建物だと、直すべき部分が多くなるので、かかる費用も必然的に
高くなってきます。
ちなみに、建築時期が1981年以前の建物は旧耐震基準を元に設計されているので、
耐震補強リフォームも必要となるケースも。
工事内容や施工面積によって大きく価格は異なりますが、相場として
戸建て住宅を前面リフォームする場合にかかる費用は、約150万円から
500万円です。
空き家をリフォームする際は、老朽化している部分だけを直すことも
可能です。
例えば、破損していることにより雨漏りしてしまう屋根の部分修理は、
約5万円から10万円が相場です。
外壁の修理だと、全面塗装にかかる費用は約100万円ほどかかります。
外壁は外観の美しさという「見た目」の問題もありますが、外壁の性能を維持するためにも
必要な工事ですので、10年以一度は行う必要があります。
あえて格安な古民家を購入し、リフォームを行うという方も多いのですが、
古民家は傷みが激しい場合が多く修理しなければならない部分がたくさんありますので
「リフォームするのに、結局高額な費用がかかってしまった」というケースも
あります。
「なるべく費用をかけずに、自分でリフォームしたらいいのでは?」と
お考えの方もいらっしゃいますよね。
しかし、築年数の古い住宅は傷みが激しく、傷み具合によっては
家全体をリフォームしなくてはならない場合も多くあります。
壁紙など表面的に綺麗にすることは可能かもしれませんが、家屋の断熱や老朽化した部分の
修理を自分で行うことは簡単ではありません。
古い空き家をリフォームするには、やはり専門の業者に依頼することを
おすすめします。
空き家をリフォームして、賃貸物件として活用することも十分可能です。
誰かが住んでくれていれば、一定の家賃収入を得ることができますし、
建物が老朽化するスピードを遅らせることにもつながります。
空き家をリフォームして賃貸物件にするなら、やっぱり見た目が大切です。
外壁の塗装はしっかりと行い、ひび割れなどはないようにしましょう。
また、庭がある場合には庭の草木のお手入れを行って、第一印象を
良くすることが大切です。
賃貸物件に出すうえでもう一つ大事なポイントは、室内の状態です。
壁紙やフローリングや畳、天井のクロスなどに目立ったシミや汚れがあっては、
印象が一気にダウンしてしまいます・・・。
生活スペースとなる室内の状態は、清潔にしておくことが、
借り手を見つけるためのポイントです。
また、お風呂やトイレ、キッチンなどの水回りのリフォームはかなり重要です。
カビや水垢は綺麗に除去し、水漏れがないかどうかもチェックして
快適な生活ができることをアピールしましょう。
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