空き家情報コラム

COLUMN
2018.07.10 / 空き家問題

深刻化する空き家問題。その現状と解決策は?

今、日本で深刻化している空き家問題。
少子高齢化や核家族の増加が主な原因とされていますが、果たしてそれだけが
空き家増加の原因なのでしょうか?
また、実際のところ空き家問題はどれくらい深刻なのでしょうか?

決して他人事ではない空き家問題。
「空き家が増えている」とは言っても、実際のところあまり実感がないという方が
多いのではないでしょうか?

空き家問題の現状

空き家が一番多い都道府県をご存知でしょうか?
空き家は人口の流出によって過疎化した地方に多いイメージがありますが、
実は空き家の戸数は都市部の方で、2017年に国が行った調査では、
東京都、大阪府、神奈川県、愛知県の空き家の数の合計は、
全国の空き家の数の約29%にもなります。

人口が集中している都心部の方が、地方よりも空き家の問題は深刻なのです・・・。

また、「空き家」というと一軒家を思い浮かべがちですが、今後はマンションもにも
空き部屋が増えていくと予想されています。
現在、賃貸マンションの戸数はは増加の一途をたどっており、今後もさらに増えていくと
されています。
しかし、それに反比例するように日本の人口は減少し、それに伴って世帯数も減少していくでしょう。
このままでは、マンションの需要に対して供給が過剰となり、マンションでも空き家問題が
深刻化される懸念があります。

地方での空き家問題

では、地方での空き家問題はどうなのでしょうか?
空き家の戸数そのものは都心部が多いことをお伝えしましたが、総住宅数に占める空き家の割合を
示す「空き家率」の上昇は、地方の方が深刻なのです。

直近の調査(平成25年)によると、三大都市圏に含まれる市部の空き家率は12.3%、全国平均は13.5%で
あることがわかっています。
それに対して、三大都市圏を除く市部での空き家率は14.9%と、明らかに都市部や全国平均を超えています。

空き家が増加してしまった理由


空き家が増加している主な理由は、少子高齢化や核家族の減少とされていますが、
原因はそれだけではありません。
人口や世帯数が減少しているのなら、
「それに合わせて不要な住宅は取り壊すなどして住宅の供給量も減らしていけばいいのでは?」
とも思えますが、それがそう簡単にいかないのです・・・。

それは、解体費用がかかる上に、住宅が建っていない土地は税金が高くなる
と言う経済的な理由があるからです。

現在の法律では、住宅が建っていない状態の土地の固定資産税は、住宅が建っている場合と
比較すると最大で4.2倍高くなってしまいます。

「解体するのにもお金がかかるのに、さらに税金が高くなるのならそのまま放置しておく方がいい」
となってしまいますよね。。

そうかと言って、中古物件を賃貸に出してもなかなか借り手が見つからないのが
現実です。
やはり、中古の物件よりも新築の物件の方が断然人気が高く、特に賃貸物件は古い一戸建てよりも
新しいマンションの方に人気が集まります。

空き家の増加による問題点

空き家が増加すると、さまざまな問題が出てきます。
■放火などの犯罪の温床に
空き家を放置しておくと、放火犯に狙われる危険があります。
空き家かどうかは、郵便ポストにたまった郵便物やチラシを見れば、一目瞭然。
さらに、ゴミを不法投棄されたり浮浪者がいつのまにか住み着いてしまったりと
治安の悪化にもつながります。

■近隣住民への被害が発生
長期間誰も住んでいない住宅は、水道管の水がなくなって悪臭が発生したり
伸びきった草木が隣家に侵入してしまったりと、ご近所にも迷惑がかかってしまう場合が
あります。
また、人の目が行き届いていないので家の傷み具合をチェックできず
剥がれた外壁や屋根瓦が風で飛ばされたりと、最悪の場合住民への被害も発生する危険があるのです。

有効な解決策は?

空き家をそのまま管理も活用も、処分もせずに放置してしまうと、非常に危険です。
老朽化して倒壊しそうな建物はすみやかに撤去し、活用できそうな空き家に関しては
有効に活用していく必要があります。

■空き家の撤去
空き家の所有者に適切な管理を義務付けたり、もし従わない場合には罰則を課したり
場合によっては強制的に取り壊しを行う自治体も増えてきています。
また、自治体によっては撤去するための費用を補助してくれたりと、空き家を撤去していくことを
促す政策の整備が進んでいます。

■中古住宅の取得を有利に
清潔感や見た目の綺麗さから、中古の物件よりも新築物件の方が人気なのが現状ですが
中古物件の質を高めたり、新築よりも中古の方がお得に取得できるといった仕組みづくりも
大切です。
反対に、中古物件を借りる側としては「空き家バンク」を活用することもおすすめです。
空き家バンクとは、市町村が定住促進による地域の活性化を図るために空き家の賃貸や売却を希望する人から
申込みを受けた情報を、空き家の利用を希望する人に紹介する制度です。
ぬくもりのある古民家や、古き良き日本を思わせるような伝統的な住宅など、普段はなかなかお目にかかれない
貴重な物件を見つけることも可能です。
主に、地方の移住物件探しとして人気です。

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