空き家情報コラム

COLUMN
2018.06.06 / 空き家の活用

空き家活用ビジネスとは?メリット・デメリットもふまえてご紹介します!

空き家活用ビジネスとは?

人口の減少などによって今後さらに増加するとされている空き家。
「実家を相続したけれど、どうしたらいいのかわからない」「忙しくて
そのまま放置してしまっている・・・」など現に所有している空き家に
お悩みの方や、「将来田舎の実家をどうしようか?」などと近い将来のお悩みに
なりうる方も多いですよね。

売却してしまえば、今後空き家に関しての心配はなくなりますが、
状況や立地によってはすぐに売却で来るとも限りません。

かと言って、このまま放置しておくと近隣住民に迷惑をかけてしまうリスクや
火災などの危険性、さらに「特定空家等」に指定されてしまうと
経済的にも大打撃をこうむってしまう可能性が。

そこで今急拡大しているのが、空き家活用ビジネスです!!

空き家ビジネスとは、所有している空き家を利用して収益を得ることを言います。

空き家ビジネスに成功すれば、悩みの種だと思っていた空き家が
収益をもたらしてくれる存在に大変身!!

空き家活用ビジネスの具体的な方法


「空き家を有効に活用したい!」という場合、具体的にどんな方法が可能なのかを
ご紹介します。

■居住用賃貸として貸し出す
物件の持ち主が大家さんとなって、空き家を人に貸し出すことで、
一定の収入を得ることができます。
これは、不動産投資の一つでもありますが、手持ちの空き家があるならば
初期費用は比較的安く抑えることができ、ローンの返済などもないので
家賃収入として得たお金のほとんどを自身の収入とすることができるのです。

・メリット
空き家をそのまま貸し出すことになるので、建て替えなど費用が大きくかからない
という点がメリットです。
ローンの返済なども発生しないので、家賃収入で得たお金はほとんど自分自身の
収入になります。

・デメリット
すぐに借り手が見つかればいいのですが、見つかるまでは固定資産税などの
税金を支払わなければいけないというマイナスな部分も。

■シェアハウスとして貸し出す
ドラマなどで取り上げられることも多くなったシェアハウスは、若い人を中心に
人気が高まっています。
シェアハウスとは、一件の物件をリビングや台所などの共用部分を中心として
各部屋ごとに個人に賃貸することを言います。
現在は都心部を中心に増えている状況ですが、今後は徐々に地方にも
広がっていくと予想されています。

・メリット
一件の物件を一世帯に貸し出すよりも、細分化して複数人に貸し出す方が
賃料の総額が増えるという点が一番のメリットです。
また、もし誰かが退去してもその他の入居者からの賃料が入ってくれば、
比較的安定的な収入を得ることが可能になります。

・デメリット
各個人の独立した部屋があるとは言っても、ひとつ屋根の下で他人同士が
暮らしていることには変わり有りません。
そのため、住人同士のトラブルが発生するリスクも・・・。

■民泊として使用する
旅行者などに貸し出し、宿泊料を得る方法です。
日本でも民泊が解禁され、今後ますます増えていくのではないか、
とされている民泊。
ただし、宿泊施設として貸し出す場合にはいろんな法律が関わってきますので、
ご自身でよく調べるか、弁護士に相談することをおすすめします。

・メリット
年々増加している海外からの旅行者により、日本のホテルや旅館は
不足しているのが現状です。
需要が高いという点が大きなメリットと言えます。

・デメリット
よくニュースなどでも耳にしますが、民泊ではトラブルが多いのが
問題となっています。
宿泊客同士のトラブルや、近隣住民とのトラブルなども起こりうるので、
対策が必要です。

■事業用賃貸として貸し出す
空き家を事業用物件として貸し出すことも可能です。

・メリット
その事業の経営状態に関わらず、毎月一定の収入が得られる点が魅力です。

・デメリット
法人に物件を貸し出す場合、年間賃料が1,000万円をこえると
消費税がかかります。しかし、個人が貸し出す物件の年間賃料が1,000万円を
超えることは稀なのだそうです。

空き家活用ビジネスのリスク・問題点とは?


いいこと尽くしのように思える空き家ビジネスですが、当然リスクや
問題点も存在します。

例えば、中古住宅よりも新築住宅の方が人気が高い点です。
ご自身が住む物件を探す時は、不動産会社の人に「なるべく新しい物件をお願いします」
と伝えた経験がある方も多いのではないでしょうか?
現に、日本の住宅は新築の時が一番高値で、その後は徐々に
価値が下がっていくのが普通ですよね・・・。

「築何十年の中古物件よりも、築浅の物件がより好まれる」
というわけで、人に貸したくてもなかなか借り手が見つからない
ケースもあるのです。

また、空き家が増えている地域=衰退している地域
という傾向があります。
若い人はどんどん都会へ出てしまい、仕事も減ってしまっている可能性が
高く、地域のコミュニティーが崩壊している場合も。
需要がない地域でいくら借り手を募集しても、見つけるのは
なかなか難しいでしょう。

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